ごあいさつ

         清泉同窓会
 
              会 長   橋本 志津子
                    
(富山女子高校16回生)
 
 

  清泉同窓会の皆様におかれましては、ますますお健やかにお過ごしのこととお慶び申し上げます。
  日ごろより本会の活動にご理解とご協力を賜り、心から感謝申し上げます。
 
  さて、昨年度はコロナ禍も三年目、第八波まで発生しました。計画しておりました行事がなかなか開催することができない中、秋の研修会を開催することができましたことは、幸いであり大きな喜びでした。参加者は、コロナ禍制限内の三十六名、清泉会館を会場に、講師として卒業生でもある富山市民病院の副看護部長 村井純子氏をお招きし、「私の看護かん」と題して講演いただきました。歯切れのよい話しぶりに引き込まれるように聞き入りました。その後、女子校十二回生の「鈴ふりてい」の方々の演奏を聴き、最後に参加者の皆様と共に、富山高等女学校、富山女子高等学校・富山いずみ高等学校の三校の校歌を歌いました。和気あいあいとした雰囲気のうちに研修会を終えることができました。参加して
くださった皆様に感謝です。やっと一歩踏み出せたような思いがいたしました。

 今まで当たり前と思っていたことがコロナ禍の下では、難しさや煩わしささえ感じ、いつも会っていた友達や仲間と会えない寂しさや苛立ちを抱えながら、よくわからない新型コロナウイルス感染症の恐怖に声を上げることさえできない日々を余儀なくされてきた方も多かったことでしょう。
しかし、この三年間は決して苦しい時間ばかりを過ごしたのではなく、改めて人と人との繋がりの大切さを感じたり、今できることを見つけて日々の生活を楽しんだりと貴重な体験ができた期間としてとらえられることができるのではないかと思います。

 同窓会役員会では、コロナ前から清泉同窓会総会の日時等について、変更の時期がきているのではないかというご意見が出ておりました。何とか世代を超えて多くの方々にお集まりいただくことはできないだろうかと、執行部で何度も何度も話し合いました。そして今年度は、同窓会総会開催日を八月に移し、県民会館八階を会場に、午後から総会とティーパーティを行うことになりました。親睦会では、年長者と若い人が集い、それぞれの年代で久しぶりの再会を楽しんでいただけることを願っております。

 同窓会の目的は、会員の皆様の交流を図り、親睦を深めること。そして母校の発展と後輩たちの元気な教育活動が進められることを応援することです。その目的を果たすべく、これからの清泉同窓会としての活動の在り方を考え、できることから進めていきたいと思っています。

 最後になりましたが、皆様のますますのご健勝を心からお祈りいたします。そして、同窓会活動への一層のご協力をお願い申し上げて、ご挨拶といたします。
 
   


                令和 5年8月19日発行 清泉同窓会便り 第64号 より